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【芸能】テレビの音楽特番が懐メロばかりになる深刻な事情!

2018年11月23日 10:57

 音楽業界とテレビの現状を示しているかのような番組だった。11月19日、19時から3時間に渡って放送された『歌のゴールデンヒット-年間売上げ1位の50年-』(TBS系)は視聴率10.2%(ビデオリサーチ調べ/関東地区)を記録。オリコン売上1位を振り返る番組ながらも、2003年の1位であるSMAP『世界に一つだけの花』が放送されず、ネット上で話題となったものの、民放の同時間帯では『有吉ゼミ』2時間スペシャル(日本テレビ系)の12.1%に次ぐ数字を残した。テレビ局関係者が話す。

「今の時代、10%取れれば合格点。しかも、最近の音楽番組は視聴率を取れませんからね。民放唯一のゴールデン帯のレギュラー番組である『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)は長時間特番の時こそ2ケタを取りますが、通常の1時間番組では8%前後。休止することも頻繁にあります。ヒット曲が生まれない時代ですから、新曲を放送する番組は当然、厳しくなってくる。その割に、懐かしのヒット曲特集の長時間スペシャルだと、それなりに数字が取れるんです」(以下「」内同)

 番組構成も昨今の視聴者層に合わせていた。副題の「年間売上げ1位の50年」が示すように、過去のオリコン年間ランキングの上位を紹介していったが、昭和の曲には2時間20分ほど費やしたが、平成の曲は30分ほどしか時間をかけなかったのだ。

「今の日本の人口構成比率やテレビの視聴習慣を考えると、若年層を狙っても数字は伸びない。結局、50代以上を狙わないと視聴率はついてこないんです。だから、“50年”と謳いながらも極端な構成になる。このままでは、ますます若者のテレビ離れが進むと心のどこかで感じながらも、どうしても目先の数字に捉われてしまう」

 番組の目玉企画は、グループサウンズ全盛の1960年代にしのぎを削った堺正章と萩原健一の対談だった。

「当時10~20代だった彼らのファンも、今は60~70代。つまり、この辺りの視聴者を取ろうという計算なんでしょう。本人がVTR出演した小坂明子の『あなた』がヒットしたのは1974年。10代、20代はおろか、30代や40代だって馴染みがないかもしれない。はじめから、その世代に見てもらおうという意図はあまりないのかもしれません」

 驚いたことに、同番組のスタジオで歌唱したのはB.Bクイーンズの『おどるポンポコリン』だけ。あとの歌は全て過去のVTRだった。

「過去のVTRを細切れにしたほうが、目先を変えることができるので、視聴者も留まってくれる。いくら懐メロが人気あるといっても、1曲をフルで歌う歌手が何人も出てくると、チャンネルを替えられてしまう。そうした意味で、多くの歌手ゲストを呼ぶと逆に数字が見込めなくなるという計算から、そのような構成にしたのでしょう」

 同番組に限らず、昨今の音楽特番の多くは“懐メロ”全盛の印象だ。そこには、若年層にも見てもらいたいと思いながらも、それでは数字が取れないという制作サイドのジレンマが垣間見える。“若者のテレビ離れ”は音楽番組にも大きな影響を与えているようだ。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181123-00000010-pseven-ent


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